木造住宅の外装をリフォームする際に木部の「アク洗い」という工程があります。
写真のように木部は経年で変色してきます。主に汚れや紫外線の影響によるものだということですが、アク洗いをすると、ある程度きれいにすることができます。
刷毛などで薬剤を塗布するとあっという間にアクが落ちていきます。作業を見ていると「え?」と思うほどです。洗った汚れが下に落ちますので養生必須です。状況によって「シミ抜き」や「漂白」などの工程でさらにきれいになるそうです。その後、対候性のあるオイルステインを塗布することで木部を保護することができます。
湿気に強いといわれるヒバ板貼りのバスルームですが、数年で表面に黒ずみが出てきてしまいました。この場合もアク洗いすることで見違えるようにきれいにすることが出来ました。この様に木部、自然素材は建物の雰囲気を良くしたりメリットも高いのですが、維持していくために定期的なメンテナンスが必要なのも事実です。
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