家のこと、自己紹介

杉の破風板の端材から作った小さな家

はじめまして。突然ですがみなさんにとって家とはどんなものでしょうか?

それは持ち家でも賃貸でも、戸建てでもマンションでもアパートでも良いのですが、例えば仕事などで疲れて帰る場所、落ち着ける場所、家族との思い出が詰まった場所などなど、人それぞれの思いや価値観があるのではないかと思います。

僕は長い間、大工という仕事をさせていただいて本当にたくさんの家を建てたり見たり、色んな職人さんや施主の方たちと出会ってきました。

始めたきっかけは「カナダ人に混じって2×4のフレーミング(建て方)を覚えてみないか?」という物でした。英語が飛び交う中、スマートフォンなどない時代、ジーンズのポケットに辞書を入れて、ロックがガンガンかかる工事現場、ランチタイムはほぼマクドナルド、細い体で長く重い16フィートの2×10材なんかを運ぶところからスタートしました。

その後は外構工事の手伝いやログハウス、リフォーム工事、在来工法も経験してきました。また現在は家の修繕や改修の仕事、気が向いたらあまった木材でちょっとした家具やスプーンなど好きなものを手作りしています。

ここではその中で日々感じていること、実際にあったこと、またこれからのことなどを綴っていこうと思っています。日本の住宅業界は、売る側と買う側の知識レベルにとても差があると言われます。少しずつでも一般の方の住宅リテラシーが高くなれば、日本の住宅建築の質が良くなって、古くなっても資産価値が下がらない=職人の価値は上がる。そんなことを願っています。

家を建てる、リフォームをする、修繕をする、DIYに挑戦する時に少しでもお役に立てるなら幸いです。

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