今回は木工の話し。
タイトルの漢字を読めるでしょうか?僕自身も知らなかったのですが、「くける」と読むそうです。
【絎ける】
くけ縫いをする。布の端を折り込み、表側に縫い目が見えないように縫う。「着物の袖(そで)をーける」
昔から使われている和裁の用語だそうです。また写真は絎台という物で、一緒にある金物はかけ針という物です。どの様にして使うのか簡単に説明すると、くけ縫いをする際に布をピンと張っておく為の物です。布がたるんでいるとまち針を付ける時や縫う時にしにくいみたいです。使ったことはありませんが何となくイメージできますよね。
具体的には、正座をした座布団の下に絎台を開いて差し込み固定します。
立てた方の先端にあるかけ針に布を挟んでピンと張りながら縫う感じです。かけ針は引っ張れば引っ張るほど締まっていく構造になっています。木部の先端には針山を取り付けるみたいです。
以前使っていたものがこわれてしまったので、同じものが作れないかとご依頼があって作ったものです。クランプ式でテーブルに取り付けて使う絎台もあるようです。とても勉強になりました。
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